コンタクトレンズVS眼鏡:あなたはどちら?
視力矯正の手段として 眼鏡 を選ぶか コンタクトレンズ を選ぶかは、ほとんど個人の好みの問題です。それぞれのライフスタイルや快適性、利便性、予算、さらには見た目など、総合的に検討して決めるべきです。
コンタクトレンズか眼鏡か決める前に、どちらか一方が必ずしももう一方より優っている訳ではないことを覚えておきましょう。視力や使いやすさ、そして目の健康において、どちらもそれぞれ長所と短所があります。
眼鏡はコンタクトレンズよりも多くの利点があります。眼鏡は洗浄やメンテナンスの必要がほとんどなく、目に直接触れる必要もなく(目の感染症のリスクを 減らせます)、頻繁に交換する必要がないため、長期的に考えるとコンタクトレンズよりも安価です。
また、眼鏡にはコンタクトレンズには不可能なことができます。つまり、眼球に入る光の量を調整して最適な快適さと視力を得ることができるのです。さらに具体的に言うと、 調光レンズは 室内や夜間は透明で、太陽光の下では自動的に暗くなり、どのような光環境でもクリアで快適な視界を実現可能です。コンタクトレンズの中には、眼球に入る紫外線をある程度遮断できるものもありますが、調光レンズは紫外線を100%遮断し、目の内側だけでなく、目の外側やまぶたも紫外線から守ります。
眼鏡はまた、あなたの個性の延長として機能し、偉大なファッションステートメントを作ることができます。
それはそうとして、コンタクトレンズにも、眼鏡に比べて数多くの利点があります。コンタクトレンズは眼球に直接着用するので、視界、特に周辺視野が遮られません。眼鏡が邪魔になったり、外れたり、壊れてしまう心配無しにスポーツや野外活動に参加することが可能です。カラーコンタクトレンズなら目の色を変える こともできます。
では、眼鏡とコンタクトレンズ、あなた自身のニーズやライフスタイルには一体どちらが合っているのでしょうか? ここでは、それぞれのメリットとデメリットの内訳をご紹介します。
- コンタクトはあなたの眼球の曲率にフィットし、より広い視野を提供し、眼鏡よりも視覚の歪みや障害が少なくて済みます。
- コンタクトレンズは、スポーツや運動の邪魔になりません。
- コンタクトレンズは、着用するアイテムを選びません。
- コンタクトは通常、天候の影響を受けず、寒い天候でも眼鏡のように曇りしません。
- 異なる目の色にした場合どのように見えるか確認したい場合は、カラーコンタクトレンズを試してみることも可能です。特殊効果コンタクトを購入すれば、ハロウィンや華やかなドレスのコスチュームに合わせることもできます。
- コンタクトレンズの中には、睡眠中に角膜の形状を変えることができるものもあります。オーバーナイトオルソケラトロジー(オルソ-k)は一時的に近視を矯正することが可能で、翌日は眼鏡やコンタクトレンズを使わなくても鮮明に見えるようになります。
- 中には、コンタクトレンズの使用が困難な人もいます(ただし、ほとんどの場合、適切な技術と練習で克服可能です)。
- コンタクトは眼球に届く酸素の量を減らすため、ドライアイ症候群の原因になったり、症状が悪化したりする場合があります。
- 頻繁にパソコンを使って仕事をする場合、コンタクトレンズの装用によってコンピュータ視力症候群の症状を引き起こす可能性があります。
- 重篤な眼感染症を避けるため、コンタクトは毎日の適切なレンズケアとレンズケースのクリーニングが必要です。毎日のレンズケアと、所定の交換周期を守ることができない場合は、終日使い捨てレンズの使用を検討してください。
- 終日装用のコンタクトレンズを装用したまま眠ってしまうと、目を覚ました時に目が乾燥してザラザラし、充血や炎症を引き起こしがちです。どうしてもコンタクトを装用したまま眠ってしまう場合は、連続装用コンタクトレンズの使用を検討してください。連続装用コンタクトレンズの中には、最長30日間連続使用が可能なものもあります。
もっと見る:コンタクトレンズビギナーズガイド
- 眼鏡をかけることで眼球に触れる必要がなくなり、眼球を刺激することや眼感染症にかかる可能性も低くなります。
- 目が敏感でドライアイの場合、コンタクトレンズとは異なり、眼鏡を使っても問題を悪化させることはありません。
- 長期的に見ると、眼鏡の方がコンタクトレンズよりも安価です。割ってしまわない限り、メガネは頻繁に交換する必要はありません。また、時間の経過と共にレンズの処方が分かっても、既存のフレームはそのまま、レンズを交換するだけで済みます。
- フレームはファッショナブルで、身につける人の個性とスタイルをアピールできます。眼鏡の見た目には、大胆な存在感があります。
- 眼鏡は、風や埃、ゴミなどの環境要因から目を保護できます。
- 眼鏡は目から約12mm(約0.5インチ)の距離にあるため、周辺視野が歪む場合があります。また初めて眼鏡を使う場合や処方を変えたばかりの場合は、焦点を上手く合わせることができず、かすみ目を経験することがあると言う人も多くいます。
- 眼鏡をかけた時の見た目が気に入らず、眼鏡が顔の美観を損ね特徴を隠してしまうと感じる人もいます。
- 処方が強い場合、レンズの縁が厚く、魅力的でない場合があります。あるいは眼鏡のせいで目が不自然に小さく見えたり、拡大されて見えたりすることもあります。
- 眼鏡は、気候や天候の影響を受けることがあります。例えば寒い気候では眼鏡が曇り、雨の雫で視界が遮られぼやけて見えにくくなります。
- フレームの中には鼻や耳の後ろに一定の圧がかかるものもあり、頭痛や全体的な不快感の原因になります。
コンタクトレンズか、眼鏡か… それとも両方?
コンタクトレンズ技術の進歩のおかげで、最近ではほとんどの人が コンタクトレンズを装着 することができるようになりました。たとえメインの視力矯正として眼鏡を使っていても、です。
つまり、コンタクトレンズと眼鏡どちらを着用するか、また いつ 着用するかは、基本的に個人の好みの問題になったのです。
とは言え、コンタクトレンズを常時着用している場合は、眼感染症や炎症でコンタクトレンズの着用を止める必要がある場合や、単に目を休ませたい場合に備えて、最新の眼鏡も用意しておく必要があることも覚えておきましょう。
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で公開されたページ 2020年12月8日火曜日