近視は頭痛の原因になるか?
近視は間違いなく頭痛の原因になり得ます。実際、頭痛は未矯正の近視の最も一般的な症状の1つです。
近視 ((近眼とも呼ばれます)とは、 目の屈折異常です。屈折異常は、疲れ目やかすみ目の原因となる目の光学的欠陥を指します。(眼疾患ではありません。)
屈折異常のない目(正視眼と呼ばれる状態)では、光は 網膜、つまり眼球の裏側にある感光性の内層にぴったりと焦点を結びます。網膜の中にある光受容体細胞が光を信号に変換し、この信号は視神経を通って脳の視覚中枢に伝達されます。
近視の人の場合、光は網膜の手前で焦点を結んでしまいます。これが、遠くがぼやけて見える原因です。頭痛は、目のかすみ目によって生じる眼精疲労と、近視の人がはっきり見ようとしてよく行う目を細める行為によって引き起こされます。
目を細める以外にも、近視になりつつある子供は画面上の映像がより鮮明に見えるよう、テレビ画面の近くに座る傾向があります。
一般的に、近視は小児期に始まり、青年期を通じて悪化します。成人期早期に至るまで徐々に進行する場合もあれば、急速に進行して安定することもあります。
総合的な 眼科検診 を受けることで近視を確認することができます。処方 メガネ または コンタクトレンズ を使用することで、近視に起因する目のかすみを矯正することが可能です。軽度の近視の場合、スポーツや車の運転など特定作業のみメガネやコンタクトレンズが必要になります。
近視が安定したら、 レーシック や レーザー屈折矯正角膜切除術(PRK) などの眼科手術で、永久的に近視矯正することも可能です。
で公開されたページ 2021年6月29日火曜日