近視は障害か?
近視は障害ではありません。通称、 近眼とも呼ばれる近視は、遠くの物がぼやけて見える一般的な目の 屈折異常 を指します。
通常、障害とは日常生活における活動が1つ以上、自分で遂行できない状態と定義されています。近視による視覚障害は、処方 メガネ か コンタクトレンズを使用することで簡単に矯正できます。視力矯正レンズの装用を「普通」と考えない人もいるかもしれませんが、視力矯正レンズの装用は障害ではありません。
また、近視は視覚障害とは見なされません。それは、一般的に視覚障害は、メガネやコンタクトレンズなど通常の手段では矯正できないレベルの視力低下、と一般的に定義されているからです。視覚障害は通常、病気や外傷、先天性または変性疾患によって引き起こされます。
病気や障害ではないものの、視力に影響を与える屈折異常には、近視の他に 遠視 および 乱視があります。近視同様、遠視や乱視による視覚障害も、メガネやコンタクトレンズで完全矯正可能です。
近視の人は、近くのものははっきりと見えるが、遠くのものはぼやけて見えます。遠視の人は逆に、遠くのものははっきりと見えるが、近くのものはぼやけて見えます。乱視は、距離に関わらず、すべての物体が歪んで見える原因になります。見ている対象物はぼやけたり、縞状になったり、伸びたボーダーラインが入ったように引き延ばした形状に見えます。
視力の状態は、時間の経過ととも進行し、日常生活に深刻な影響を及ぼす可能性があります。例えば、強度近視は、 強度近視 と呼ばれ、 緑内障や, 白内障、 および 網膜剥離などの合併症を伴います。
屈折異常は、眼科による 総合的な眼科検診で診断可能です。前回の眼科検診から1年以上経過している場合は、今日にでも お近くの眼科医にご相談ください。
で公開されたページ 2021年6月29日火曜日