子供・十代の若者向けコンタクトレンズ:そのタイミングは?
十代の若者の多くは、主に外観上の理由から メガネ をやめて コンタクトレンズに変えたいと考えています。しかし、十代の若者たちがコンタクトに切り替えるべき理由は他にもあります。
ほとんどの 屈折異常は はコンタクトレンズで簡単に補正できます。 乱視も同様です。ほとんどの場合、コンタクトレンズを使用することで、メガネの場合と同じか、それ以上に視力向上効果が期待できます。コンタクトレンズは眼球に直接装用し、 視界を制限するフレームがないため、メガネよりも周囲視野がよりクリアになるだけでなく、歪みも少なくなります。
特に、スポーツをする十代の若者たちにはコンタクトレンズに人気があります。レクリエーションスポーツ用のコンタクトを使用することで、彼らはよりクリアな視界が得られ、必要とする保護メガネや ヘッドギアも装着できるようになります。
十代の若者にメガネではなくコンタクトレンズを使用させた場合、 サングラス の使用頻度が増えることもあります。度付きメガネと度付きサングラスを両方持ち歩く必要はなくなり、通常のサングラスを 持参するだけで済みます。
太陽光の有害な 紫外線 から目を守ることは、長期にわたる健康な視力の維持に重要です。
1日使い捨てコンタクトレンズの使用でレンズケアが無用
コンタクトレンズのレンズケアの煩わしさについて心配する保護者も少なくないと思います。しかし、現代のレンズケアシステムは極めてシンプルです。それに、 1日使い捨てコンタクトレンズ を選ぶことで、レンズケアそのものを完全に排除することも可能です。
もう1つの良くある保護者の懸念は、十代の若者が責任を持ってコンタクトレンズを使えるのか、ということです。ほとんどの十代の若者は、コンタクトレンズの装用とレンズケアを自分でできるようになっていますが、彼らのことを1番知っているのは保護者の皆さんです。
懸念について、十代の若者である本人や眼科医と良く話し合うようにしてください。かかりつけの 眼科医 が時期尚早と判断した場合には、コンタクトレンズは処方されません。
また、装用時間やとレンズの手入れに関する眼科医の指示に十代の若者が従わない場合は、コンタクトレンズの使用を中止してください。
本人がコンタクトレンズの使用にかかる金銭的な責任の一部を負担している場合、レンズの手入れも真面目にやる傾向にあります。コンタクトレンズにかかる費用の一部を、十代の若者本人に負担させるようにすることで、より責任感を持たせるようにしましょう。
コンタクトレンズが十代の若者の自尊心を向上
コンタクトレンズを十代の若者に使わせる最大の利点の1つは、自分と自分の外見により自信が持てるようになることです。
「視覚エンパワーメント促進のための青年・児童の健康イニシアティブ(ACHIEVE)」の研究*では、3年間メガネからコンタクトに切り替えた場合、コンタクトレンズの使用が子供と十代の若者に及ぼす心理的影響を評価しました。
その結果、コンタクトレンズの使用が、子供や十代の若者の自分の外見への自信、友人との間の関係性、スポーツにおけるパフォーマンスなどを大幅に向上させることが明らかになりました。
この傾向は特に女子の間で強く、コンタクトを使用することで自尊心の大きな向上が見られました。主任研究者によると、コンタクトレンズの使用により、学業成績に対する自信が向上した子供も一部見られたということです。
目の色を変えるコンタクト
カラーコンタクトレンズ は、十代の若者が簡単に見た目を変えて楽しめる方法です。
元の目の色がブルーやグリーンの場合は、透明感のある色のコンタクトを使用することで元の色を強調して濃く見せることができます。ダークブラウンの場合は、不透明な色のコンタクトで目の色をブルーやグリーン、バイオレットなど、さまざまな他の色に変えることが可能です。
特殊効果コンタクトレンズは、ハロウィーンのパーティーやその他の特別な場面で、目を猫など動物の目(あるいは吸血鬼やクリーチャーなど)の目のように見せることができます。
コンタクトレンズを使用する場合は、まず、眼科医が十代の目が健康であること、またコンタクトレンズ使用によるドライアイやその他眼疾患のリスクがないことを確認する必要があります。
コンタクトレンズのフィッティングとその後のフォローアップ診療は、医師が最終的なコンタクト処方を発行する前に 行う必要があります。
また、目と視力の健康をモニタリングするため、毎年1回定期 眼科検診 を受けさせるようにしましょう。
*ACHIEVE試験は、ジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インスティテュートが依頼したものです。
で公開されたページ 2021年6月29日火曜日