特殊アイウェア:スポーツ、安全、作業用メガネ
特殊アイウェア(特定の作業用に特別にデザインされたメガネ)は、ほぼすべての場面で最適な視力を保つのに役立ちます。
どんな状況でも使える、いわゆる「万能」メガネは便利かもしれませんが、現代の忙しいライフスタイルですべてのアクティビティに使える万能な メガネ はまず滅多にありません。
特殊アイウェアの例としては、パソコン用メガネ、運転用メガネ、保護メガネなどが挙げられます。
特殊アイウェアを購入する、最も一般的な理由は以下のとおりです。
パソコン作業、仕事、趣味、スポーツあるいは運転など特定のアクティビティ用。
全般的に視力を向上させるため。
目を保護することで、スポーツを安全に楽しむため。
美容上の理由のため、あるいは異なる外見を楽しむため。
特殊アイウェアのメリットは? 以下の記述を読めば、あなたに特殊アイウェアを使うメリットがあるかどうか分かるはずです。
パソコン用メガネ
パソコン作業に長時間費やせば費やすほど、 疲れ目(眼精疲労) やその他の コンピューター視覚症候群の症状を引き起こすリスクが高まります。
これは、パソコン作業中の目は長時間にわたって特定距離に目の焦点を合わせ続けなければならないからです。また、パソコンやその他のデジタルデバイスの発光画面をずっと見つめつづけることで、紙の書籍や雑誌、新聞を読むよりも、目が疲れやすくなります。
パソコン用メガネ は、パソコン使用時に最も関連の強い、中間距離および近見視力用に特別にデザインされています。
パソコン作業専用のメガネは、これらの距離で視力を最も適切に補正し、いわゆる「デジタル眼精疲労」と呼ばれるパソコンやスマホ、デジタルデバイスの使用に伴う疲れ目や不快感などを予防することができます。
レンズのデザインに関わらず、パソコン用メガネには、反射防止コートを施す必要があります。
40歳以上で 老眼の場合、汎用の 累進焦点レンズ や二重焦点レンズはパソコン用メガネとして最適ではありません。多焦点レンズには、パソコンやデジタルデバイスを見る時によく使われる「中間」距離が見やすい構造になっていないことが理由です。
40歳以上の老眼にお勧めするパソコン用メガネは この中間距離用 に処方された単焦点レンズ、あるいは「オフィス」または「パソコン」用として中間距離が見やすいようにデザインされた累進焦点レンズです。
場合によっては、老眼のパソコン作業用として 三重焦点レンズが使える場合もあります。特に、パソコン作業中に部屋の反対側まではっきり見える必要がある場合などです。
眼科医に相談して、あなた自身の具体的なニーズに合ったパソコン用メガネのデザインを選んでもらいましょう。
レンズのデザインに関わらず、パソコン用メガネには 反射防止コートが必要です。
反射防止コートを施すことで、デジタル眼精疲労の原因となる、煩わしいレンズ反射を防ぐことが可能です。
この他に、パソコン用メガネのレンズとしては 調光レンズ(フォトクロミック) も検討してみましょう。これら光感受性レンズは紫外線からだけでなく、パソコンやデジタルデバイスから放射されている、有害な高エネルギーの可視光ブルーライトをカットします。
仕事と趣味のための特殊アイウェア
普段の生活においては、大抵は通常のメガネだけでも全く支障がないことも少なくありません。ただし、ある種の仕事や趣味に関わる特定のアクティビティや作業を除けば、ですが。
例えば、二重焦点メガネをかけている場合は、膝の上に本や新聞を乗せて読んでいるのでなければ、レンズの下半分を通して読むため、その都度頭を少し後ろに傾けなければならないかもしれません。肩こりの問題を解決するには、近くを見るための部分がレンズの上半分に配置された特殊な作業用メガネを購入する必要があります。
作業用に特殊設計された二重焦点レンズや三重焦点レンズ は、作業用レンズと呼ばれます。
あなたの趣味に、非常に近距離に集中する作業が含まれている場合、別途 老眼鏡 が必要になるかもしれません。しかも、通常の読書に使う老眼鏡より度数の強いメガネです。
両目とも矯正度数が同じ場合は、安価な既製品の老眼鏡を数組購入しましょう。俗に「リーダー」とも呼ばれ、ドラッグストアや書店、工芸品店などほとんどどこでも入手可能です。
しかし、矯正度数がそれぞれ異なる場合(こちらの方が一般的です)は、 眼科医 から、それぞれの目の処方に合わせたカスタムメイドの老眼鏡を入手する必要があります。
もちろん、ハンマーやのこぎりなど ハンドツールだけでなく電動工具なども使って作業する場合は、飛散する破片などから目を守るための安全メガネ着用は必須です。
スポーツ用メガネ
サングラスのレンズの色合いを 変えることで、テニスコートやゴルフコース、ゲレンデなどでの視力を向上させることができます。
スポーツ専用アイウェア は、目を怪我から保護しつつ視界をよりクリアにすることで、パフォーマンスの向上が期待できます。このカテゴリーには、耐衝撃性能のある ポリカーボネート あるいはトライベックスレンズ を使用したメガネとサングラスがあります。
スポーツ用メガネ、スポーツ用コンタクトレンズ、保護用スポーツアイウェアはすべて、アスリートのための素晴らしい選択肢です。
運転用メガネ
運転用メガネには、運転用サングラスと度付きメガネの2タイプがあります。運転用サングラスには、 まぶしさを軽減し 明るい太陽光の下でも見えやすくする偏光レンズがあります。
交通事故を経験したドライバー達の証言には、道路の反射グレアや太陽光が直接に目に当って、対向車や歩行者が見えなかったというのが良くあります。研究でも、グレアが交通事故の主な発生要因であることが示されています。
偏光サングラスレンズはまぶしさを軽減し、明るい太陽光の下でも見えやすくしてくれます。また、運転中より高コントラストでシャープな視界を実現するため、特殊着色が施されています。
運転用の度付きメガネには、必ず反射防止コートを施すようにしましょう。反射防止コートは、レンズの表面と裏面に反射する光のグレア(まぶしさ)を軽減し、夜間はより多くの光を目に取り込むことで、より鮮明な視界を実現できます。
保護メガネ
多くの人が、目を守るために特殊アイウェアを購入しています。このタイプのアイウェアには、保護メガネやスポーツゴーグルも含まれます。
保護メガネは超耐久性の素材で作られており、フレームがラップアラウンドだったり、トップとサイドにシールドが付いていたりと、 通常のメガネよりも 多くのカバー力を備えています。保護フレームの多くには、 耐久性を高めるための スプリングヒンジが使われています。
すべての保護メガネには、軽量かつ耐衝撃性能の高いポリカーボネートあるいはトライベックスレンズが使用されるべきです。 より優れた快適性と保護能力が保証できます。
遊びとファッション性を併せ持つ特殊アイウェア
さまざまな服装や気分に合わせるためだけに、複数のタイプのメガネが欲しくなる場合もあるでしょう。
あなたを最も魅力的にみせるフレームを選ぶには、 自分の個性とライフスタイルに合わせたメガネの選び方 や 顔の形やカラーを引き立てるフレームの選び方に関する記事をお読みください。
で公開されたページ 2021年6月29日火曜日